大分県公立入試対策【英語】

大分県公立入試【英語】の傾向と対策です！

英語も数学同様、普通科高校を目指す生徒にとっては特に差がつきやすい教科にはなります。普通科高校、上位高校を目指す生徒は傾向を把握していくことが必要です。

 

大分県の公立入試【英語】はリスニング、短文読解、英作文、長文読解から構成されている一般的な形です。

出題の傾向はここ５年間変更がありません。

	2021年度	2020年度	2019年度	2018年度	2017年度
大問１(10)	リスニング	リスニング	リスニング	リスニング	リスニング
大問２(15)	短文読解	短文読解	短文読解	短文読解	短文読解
大問３(15)	英作文	英作文	英作文	英作文	英作文
大問４(10)	長文読解	長文読解	長文読解	長文読解	長文読解
大問５(10)	長文読解	長文読解	長文読解	長文読解	長文読解

過去５年間の平均点は、受験者平均点は２９．７点でした。

大分県公立入試【英語】の攻略

大分県の英語は『英作文』が最も難しい内容となっております。

①英作文以外で確実に点数を積み重ねる。②英作文での失点（前置詞や時制の細かいミス）を減らしていく。ことが重要です。

 

大問１：リスニング

難易度	やや簡単
時間配分	12～13分
備考	英文は2回読まれる
目安点数	80%以上

リスニングは筆記がなく、すべて記号で答える問題となっています。A問題はイラストを使って答える問題。B、Cは正しい英文を選択する問題になっています。難易度はB、C問題が高くなっています。『現在完了』や『関係代名詞』など難易度の高い構文使われることもあるので、英文の訳がしっかりとできるように普段から意識する必要があります。

 

大問２：短文読解

難易度	やや簡単
時間配分	8分以内
目安点数	80%以上

 

短文読解の傾向

・空欄を埋めさせる問題が頻出となっている。

・選択肢から正しいものを選ぶ問題が出題される。

 

２つの英文で構成されています。対話文やスピーチなど会話形式での出題が多くなっています。難易度としては低くありませんが、会話文が多くなるので、口語表現などをきちんと理解しておくことが求められます。

 

短文読解の対策

穴埋め問題は『月』『曜日』『数字』など基本的な単語を埋める問題が出題されますので、１年生内容の単語をしっかり押さえる必要があります。また近年は熟語の一部分（be sure thatのsureの部分など）が出題されていますので、単語だけでなく熟語の理解も必要です。

並び替え問題は４つの単語を並び替える問題になるので、こちらも難易度は低いです。基本の熟語や構文を抑えておけば問題ありません。

 

大問３：英作文

難易度	難
時間配分	7分以内
目安点数	70%以上

 

英作文の傾向

・難易度が高く、最も差がつきやすい大問となります。

英作文の勉強の最も難しい点は「自分で採点ができない」という点にあります。自分で正解だと思っても『前置詞』『三単現』『時制』などを間違えているケースが散見します。英作文に関しては学校や塾で添削をしてもらい、英作文に慣れていくことが最も効果出来だと思います。

 

 

大問４・５：長文読解

難易度	やや難
時間配分	それぞれ10分以内
目安点数	80%以上

 

長文読解の傾向

・英文の文量が多く、速読の力が求められる。

・最初で時間をかけると最後まで読めなくなるので、時間配分が重要。

大問４、５では長文が連続で２題出題されます。記号問題が多く、内容を理解できていれば解ける難易度になっていますが、文量が多いため、ゆっくり読む時間はないと思います。必要な個所をきちんと読み解く。また何度も読み直しが難しいので、１回で内容を理解できるようにしなければなりません。

 

長文読解の対策

最も必要なのは読むスピードです。これは「長文は長文を読むことでしか上達しない」という一言に尽きます。普段から長文の練習（全高入や持っているテキスト）を使って長文の練習をしていかなければなりません。また『長文を区切って読む』『先に問題を読む』など細かいテクニックもありますので、それは専門の学校の先生や塾の先生に指導してもらう必要があります。

 

 

 

大分県公立入試【英語】ですべきこと

・英作文の添削

・単語、熟語の早期習得

・速読のための長文演習

特に上位高校（上野丘、舞鶴、豊府、大分西など）を受験する生徒は英数が最も差がつきやすくなります。

また英語では大問３の英作文が最も差がつきやすくなります。

英語は短期的に成績を上げることが難しい教科なので、普段の積み重ねが３月の入試の点数につながっていきます！