大分県公立入試対策【数学】
大分県公立入試【数学】の対策です!数学は普通科高校を目指す生徒にとっては特に重要な教科になりますので、是非傾向をつかんでください!
大分県公立入試【数学】の傾向
大分県の数学は出題単元が決まっているのが最大の特徴です。
『小問集合』『関数』『空間図形』『平面図形』は必ず高校入試に出題されます。
また『資料の整理』『一次関数』『規則性』『確率』は頻出単元となっています。
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
大問1(20) | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 |
大問2(8) | 関数(グラフ) | 資料の整理・確率 | 関数(グラフ) | 関数(グラフ) | 関数(グラフ) |
大問3(8) | 資料の整理・一次関数 | 関数(グラフ) | 数の規則性 | 資料の整理・確率 | 一次関数 |
大問4(8) | 数の規則性 | 一次関数 | 方程式 | 一次関数 | 数の規則性 |
大問5(8) | 空間図形 | 空間図形 | 空間図形 | 空間図形 | 空間図形 |
大問6(8) | 平面図形 | 平面図形 | 平面図形 | 平面図形 | 平面図形 |
5年間の平均点は33.5点になっています。
各年度の平均点
- 令和3年度 33.0 点
- 令和2年度 31.9 点
- 平成31年度 24.7 点
- 平成30年度 23.8 点
- 平成29年度 28.4 点
- 平成28年度 25.5 点
近年は平均点が30点を超えており、やや難易度が下がっているように思われます。
しかし今年の入試が簡単か難しいかは入試当日まで出題者以外にはわかりません。
大分県立入試【数学】の大問別攻略方法
全体の特徴
小問集合のほかに単元ごとの大問が5題出題されます。
各大問3~4問なので、1問の間違いで正答率は大きく下がってしまいます。
また大問によっては完答を求められる出題もあります。
パターンが決まっているので、各大問ごとの対策をしっかり行っていく必要があります。
【小問集合】
難易度 | やや簡単 |
---|---|
時間配分 | 10分 |
目安点数 | 18点以上/20点 |
小問集合の傾向
様々な単元からの小問で構成されています。
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
計算問題 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2次方程式 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
作図 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
方程式 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
角度 | 〇 | 〇 | |||
確率 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
平方根 | 〇 | 〇 | |||
円周角 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
空間図形 | 〇 | ||||
資料の整理 | 〇 | 〇 |
各2点ずつの小問集合です。
簡単な計算問題が10点分、そのほかの内容が10点分出題されます。
小問集合の対策
『二次方程式』『作図』が必ず出題されます。
また『方程式』『角度』『確率』『平方根』『円周率』が頻出単元となっています。
計算問題が主ですが、時間をかけてでも全問正解を目指しましょう。
【関数(グラフ)】
難易度 | 標準 |
---|---|
時間配分 | 8分以内 |
目安点数 | 5点以上/8点 |
関数(グラフ)の傾向
一次関数、二次関数の複合問題が出題されます。
例年3問の問いが設定されています。
(1)(2)は基本内容、(3)は標準・応用内容となっています。
(1) | (2) | (3) | |
配点 | 2点 | 3点 | 3点 |
また、出題内容ははっきりしており
(1)傾きを求める問題
(2)式・座標を求める問題
(3)面積を求める問題
関数(グラフ)の対策
(1)(2)は受ける高校に関わらず確実にとりましょう。
(1)は二次関数だけでなく反比例の可能性もあるので、基本の式づくりは確実に押さえましょう。
(3)は上位校(特に上野丘、舞鶴、豊府、大分西)を目指すなら取りたい部分です。
【一次関数】
難易度 | やや難 |
---|---|
時間配分 | 10分以内 |
目安点数 | 75%以上 |
一次関数の傾向
近年4回出題されている頻出単元です。
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
単元 | 道のり・速さ・時間 | 料金 | – | ダイヤグラム | 水そう |
関数(グラフ)の対策
定期テストでも出題される基本的な問題がほとんどなので、一次関数をきちんと押さえれば問題ないでしょう。
グラフを書き込む問題も出題されますので、関数式を作れるようにしましょう。
【資料の整理】
難易度 | 標準 |
---|---|
時間配分 | 5分以内 |
目安点数 | 75%以上 |
一次関数と同様近年4回出題されています。
ヒストグラムや度数分布表を使った問題が出題されます。
基本的な問題が解ければ問題はないです。
【確率】
難易度 | 標準 |
---|---|
時間配分 | 5分以内 |
目安点数 | 75%以上 |
近年3回出題されています。
ですが単独の大問としての出題はありません。
『硬貨』『サイコロ』『玉を取り出す』など出題パターンは毎年違います。
樹形図や六々表を記せば正解が出せる問題です。
【平面図形】
難易度 | 標準 |
---|---|
時間配分 | 10分以内 |
目安点数 | 80%以上 |
平面図形の傾向
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
出題分野 | ひし形、相似 | 相似、円周角 | 平行四辺形、相似 | 平行四辺形、合同、相似 | 相似、円周角 |
『三角形』『円』『平行四辺形』など複数の図形を組み合わせて出題されます。
毎年『相似』を利用して解く問題が出題されます。
平面図形の対策
証明問題が必ず1問出題されます。
内容も『三角形の相似』『三角形の合同』『平行四辺形』など様々です。
他の設問も『相似』を利用した長さを求める問題や面積を出す問題が頻出です。
最も重点的に行うべきは『相似』です。
【空間図形】
難易度 | やや難 |
---|---|
時間配分 | 10分以内 |
目安点数 | 70%以上 |
空間図形の傾向
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
出題分野 | 三角すい、三平方、相似 | 四角すい、球、三平方 | 円すい、三平方 | 三角すい、四角すい、三平方 |
空間図形では『三角錐』『四角錐』『円錐』など錐に関する図形が多いです。
設問3・4では『平方根の定理』を利用した問題が必ず出題されます。
空間図形の対策
体積を求める問題が特に大切です。
順当に体積を出すだけではなく、高さを『三平方の定理』で求める思考が必要です。
『三平方の定理』を利用した空間図形の学習は必須です。
大分県立入試【数学】に向けて絶対するべき3つのこと
『小問を必ず解けるように演習を重ねる』
『関数・図形など頻出単元の復習』
数学は大問によっては『捨て問』にする必要がある問題もありますが、それは演習を重ねる中でわかってきます。
中学内容がすべて終わった段階で、入試過去問の演習に取り掛かりましょう!