大分県公立入試対策【理科】

大分県公立入試の【理科】についての傾向と対策です!中学三年生だけでなく、中学一・二年生や小学生もぜひご覧ください!

・大分県(理科)の出題傾向

 

5年間での受験者平均点は30.2点となっています。

各年度の平均点

  • 令和3年度 33.9 点
  • 令和2年度 31.4 点
  • 平成31年度 31.8 点
  • 平成30年度 27.5 点
  • 平成29年度 26.4 点

【大分県立入試の攻略方法】

大分県では物理・化学・生物・地学から大問が1題ずつ出題されます。都道府県によっては出題傾向ははっきりしている都道府県もありますが、大分県は明確な出題傾向はなく、中学生の1年生~3年生内容がまんべんなく出題されます。

2021年度の入試では「生物と環境(食物連鎖)」から出題されています。こちらはマイナーな単元にはなりますが、大問1つ分出題されています。また用語問題の出題が少ないので、一問一答をひたすらやりこむ方法はあまりお勧めできません。

 

 

【物理分野(10点分)】

 

難易度は標準的なものです。解く目安は約8分程度が目安になります。

物理の傾向

2021年 2020年 2019年
光・音 エネルギーと仕事 電気の世界
記号問題 4点 1点 6点
用語問題 1点 0点 0点
記述問題 2点 2点 0点
計算問題 3点 4点 4点
作図問題 0点 3点 0点

物理の対策

記述・計算・作図が全体の半分を占めており、実験の内容や計算の方法などをしっかりと押さえておく必要があります。「発光ダイオード」や「音」などのマイナー単元からも出題されていますが、内容をしっかりと押さえておけば対応しやすい内容です。

 

【科学分野(10点分)】

 

難易度は標準的なものです。解く目安は約8分程度が目安になります。

化学の傾向

2021年 2020年 2019年
出題分野 化学変化と物質の質量 物質のすがた・状態変化 化学変化とイオン
記号問題 2点 4点 5点
用語問題 0点 2点 1点
記述問題 0点 2点 0点
計算問題 6点 3点 4点
作図問題 2点 0点 0点

化学の対策

グラフを使用した計算問題が毎年出題されていますが、逆に用語問題からの出題はほとんどありません。記号問題も内容が実験に関するものが多くなっています。計算が必要な実験については事前に見直しをする必要があります。

 

【生物分野(10点分)】

 

生物の傾向

2021年 2020年 2019年
生物と環境 動物のからだの作りと働き 植物のからだの作りと働き
記号問題 1点 7点 4点
用語問題 4点 2点 3点
記述問題 0点 1点 4点
計算問題 2点 0点 0点
作図問題 2点 0点 0点

生物の対策

頻出単元の「植物のからだの作りと働き」「生物のからだの作りと働き」については重点的に見直しを行う必要があります。記述や計算の問題はあまり出題がありません。大問の最初に実験内容が示され、それに沿った設問になっているため、実験内容を一通り把握しておくことが大切です。

【地学分野(10点分)】

 

地学の傾向

2021年 2020年 2019年
火山・地震・地層 地球と宇宙 地球と宇宙
記号問題 2点 3点 8点
用語問題 3点 0点 0点
記述問題 2点 4点 2点
計算問題 1点 2点 0点
作図問題 2点 0点 0点

地学の対策

「地球と宇宙」から2年連続出題されていますが、基本的には全範囲から均等に出題されています。

地学は用語・記述・作図・計算がすべてからんでくるため、対策が非常に難しい単元になります。しかし、頻出単元を重点的に演習すれば問題ないと思います。演習問題を多く行い問題になれましょう。

 

【計算小問(20点分)】

 

ここまでの大問で出題されなかった単元がまとめられている大問になります。単純な用語問題ではなく、実験や表・資料を使用しての設問になります。計算や記述が出てくるので、単純な問題は少ないです。しかし、各単元の標準的な力が備わっていれば問題ありません。

 

大分県立入試【理科】に向けて絶対するべき3つのこと

大分県の高校入試(理科)では記述・作図・計算が最も差がつきます。これらが全体のうち25点を占めているからです。これらは難易度も高く、自分だけでは手間と時間がかかります。ここが大分県の入試では得点源になるため、必ず復習をしておきましょう!