中学入学前の準備はとても大切です。

現小学6年生は、約3か月後の中学入学に向けて、希望と不安でいっぱいだと思います。

中学入学後は楽しいこともたくさんありますが、大変なことも増えてきます。

 

中学に入ると何が大きく変わるのでしょうか?

 

①定期テストがある。

中学校では小学校の時のように単元ごとのテストではなく、年に4回、または3回の定期テストに変わります。年間に行われる回数が少ないため、1回のテストの分量が小学校の比でないくらい多くなります。また、当塾近隣で『2学期中間テスト』がない中学(王子中、大分西中、滝尾中)は『2学期期末テスト』で2回分の定期テストの分量を1回で行うことになります。そのためこれまでと違い「要領がいい」「一夜漬け」などで点数が取れるテストではなくなります。

 

②内申点が高校入試で合否判定に使われる。

義務教育の「小学校⇒中学校」とは異なり、「中学校⇒高校」では入学試験が行われます。大分県の県立高校入試では『試験での得点(7割)』と『内申点(3割)』が合否判定に使われます。この内申点は定期テストの点数で大部分が判断されます。そのため『定期テストで点数が取れない=高校入試で点数が取れない』につながります。

 

➂『点数』『順位』の意識固定化。

小学校とは違い『〇〇点』『〇〇位』が客観的に示されます。そのため「自分は〇〇点くらい」「〇〇位くらい」という意識が固定化されます。それが次第に「自分は〇〇高校くらい」という意識につながっていきます。この意識が固定化されると、点数・順位の上昇が意識の面から難しくなってきます。

 

④部活動で時間が限られる。

部活動は希望する生徒だけですが、大分県は部活動が盛んなため、ほとんどの生徒がなにかの部活に入ることが多いです。部活動によっては「練習時間が長い」「土日も練習」「長期休みに遠征」など、勉強する時間が限られてきます。「普段勉強ができない」⇒「テスト前に一夜漬け」⇒「点数が取れない」というループに入ってしまうこともあります。

 

学習面においては、小学校よりも『勉強時間は必要』ですが『勉強時間がとりにくい』のが中学校です。

 

点数をとれるようになるために、『好きこそものの上手なれ』が大切です。

 

『勉強が好きになる』⇒『勉強時間が増える』⇒『点数が取れる』⇒『勉強が好きになる』…のいいループに入ることが大切です。逆に『点数が取れない』⇒『勉強が嫌いになる』⇒『勉強時間が減る』⇒『点数が取れない』…という悪いループに入ることは絶対に避けなければなりません。

 

1学期期末テスト(6月下旬)で点数を取り、中学校生活を通じていいループに入ることが必要です。そのため中学校入学前の小学校のうちに入学後の準備をしておくことが必要です。

 

早めの準備で中学校3年間は大きく変わります。入学前から中学校内容を予習しておくことが、中学入学後の生活をより良いものにしてくれます。

 

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